セラミックトリートメント

セラミック・トリートメントは失われた歯牙を復元する方法の中で、最も生体(人間の体)に親和性(体に優しい)がある方法で、審美性においては他の材料と比較しても非常に優れているのは言う迄もありません。特に形態、表面性状、色調、透明性においては、天然歯に近い材料として患者様に十分な満足感を提供できる材料であります。

セラミックの長所
① 磨耗しにくい材料である
② 光を透過させて屈折特性がある
③ 褪色することがない
④ 歯周組織との親和性に優れている
⑤ 化学的に安定している
⑥ 不溶解性である
⑦ 耐久性は貴金属合金を上回る
⑧ 細菌が付きにくく清潔

セラミックの短所
① 金属と比較して、屈曲に弱く砕けやすい(脆さがある)

この脆さも、接着材による接着力と緩衝能によって強度を補うことができます。しかしながら、咬合力の強い人や食いしばり(歯ぎしり)等の習慣のある人は、適応を見合わせた方がいいケースもあります。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)は睡眠中に10秒以上の気流停止が繰り返し起こる疾患である。SASは、中枢型(CSAS)、閉塞型(OSAS)、混合型(MSAS)の3つに分類され、歯科的治療はこの中でもOSASに対して主に行われている。
2003年2月に起きた山陽新幹線岡山駅での停車事故をきっかけに睡眠時無呼吸症候群は社会において注目される疾患となり、この事故をきっかけとして2004年社会保険診療報酬の改定が行われ、口腔内装置治療が保険診療に導入されることとなった。
それまでは、多くのSAS患者がCPAP(経鼻式持続陽圧装置)や自由診療による口腔内装置治療を受けてきたが、この診療報酬改正により保険診療により治療を受けることのできる患者が増えることとなった。

OSASは、AHI(Apnea Hypopnea Index)によって重症度の分類がされており、歯科的治療の適応は軽度(AHI:5~15)、中等度(AHI:15~30)とされてきた。しかし、最近ではCPAPの煩わしさからドロップアウトした患者に対して、口腔内装置を適応する重度SAS患者が増加してきており、重症度に関わらず歯科的治療が導入されるようになってきた。

治療について
まず、「いびきかな?無呼吸かな?」と思ったら、検査を受ける必要がある。これは専門の医療機関で受けるPSG(polysomnography)検査というもので、睡眠中に起こっていることを詳しく調べる検査である。この検査によって、睡眠時無呼吸が起こっている事が判明した場合、治療を行うこととなる。
治療には耳鼻科で行うCPAP(経鼻式持続陽圧装置)療法や外科的治療、歯科的治療がある。
歯科におけるSAS治療は、口腔内装置(Oral Appliannce:OA)による治療が主なものとなる。当院では、保険診療による治療と希望によっては自由診療による治療の選択肢を設け、SASに対する治療を行っている。
それに加え、専門医療機関との連携をとり、治療前後の診査・診断を行っている。



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